お知らせ
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作成日:2020/05/01
事務所だより2020年5月



未払い残業代の請求が増えています

 未払い残業代を請求されるケースが増えています。昨今の人出不足の影響で転職者が増えており、退職前後にこれまでの残業代の支払いを求めてきます。在職中、人間関係や処遇の悪化を恐れて言い出しませんが、転職を機に、勤務していた職場の環境に疑問を持つようになり、未払い残業代を請求してくるのです。時間管理をきちんとしていない会社は、突然、多額の未払い賃金の請求をされて、初めて事態の深刻さに気付きます。
 昨年4月に大企業に適用された残業時間の上限規制は、20年4月から中小企業にも適用されます。働き方改革の一環で労働基準監督署の監視も強まりますので、監督署の立入調査により過去の未払い賃金の支払いを求められることも増えてきます。また、これまで残業代を含む未払い賃金を企業に請求できる期間(消滅時効)は、労働基準法で2年でしたが、今年の4月以降、当面3年になりますし、将来的には5年となる案も出ています。
 従業員が会社の許可を得ないで残業するのを会社が黙認していると、後で残業代の支払いを求められることもあります。 
 企業側は、より効率的な働き方を従業員にさせるために、従業員の労働時間管理を厳密に行わなければならない時代になっています。




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